シャフリサーブス

サマルカンドから南へ80キロメトールの所に2700年の歴史を持つシャフリサーブスという町がある。この町は、元ソグド国の首都であり、文化、商売の中心地で、「ケシュ(心が休まる場所の意)」と呼ばれていた。

紀元前329年にアレクサンダー大王がこの町を進行し、この地の王女と成婚。それにつられるように戦士たちもたちまち地元の女性と結婚したため、シャフリサーブスにはギリシャ人の特徴を兼ね備えた人々が多数存在する。

アミール・ティムールはシャフリサーブスに位置するホジャ・イルガル村に生まれた。ティムールが支配者になり、シャフリサーブスを居城にし、アク・サライ宮殿を建てた。アク・サライは破壊されてしまったため当時の姿のまま現存していないが、現在、38メートル程の二つの塔や、いたるところに当時の装飾が残存しており、この宮殿の大まかなサイズや秀麗なデザインを窺い知ることが出来る。

町にはアク・サライ宮殿以外にもティムールの父が眠るドルッティロヴァット建築群や、ティムール帝国の興亡を見続けてきた成木、アミール・ティムール自身が葬られるはずだったドルッサオダット建築群、コク・グンバス・モスクなどの遺跡が見られる。

シャフリサーブスはアミール・ティムール没後に台頭したブハラ・ハン国の王に破壊しつくされてしまい、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァのように多くの遺跡は残っていないが、それでも町は昔と変わりなく緑が多く、静けさと心の安らぎを与えてくれる。

 

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